- 「サクッと30分で稼ぎたい」という初心者の甘い理想が、実は負け組への入り口だった理由
- 20pips取るには32pipsの波が必要?私が計算して気づいた「見えないコスト」と「時間の壁」
- チャートに張り付くから一喜一憂する。相場の都合に合わせて「待つ」覚悟を決めた第1部
【はじめに】
こんにちは、コマコです。 40代後半から FX の世界に飛び込み、「Gemini 3(ジェミニさん)」をパートナーに、日々「自分の勝ち方」を模索しています。
みなさんは、トレードをしていてこんな風に思ったことはありませんか?
管理人さんサクッと入って、サクッと稼いで、30分後には美味しい食事でも楽しみたいなぁ~
実はこれ、ほんの数か月前までの私そのものでした。 私はチャートを見るのが大好きです。「あっ!これ行けるかも?」と軽い気持ちでエントリーしては、泥沼にハマる……(沼る)そんなことを繰り返していました。
この連載(全4回)では、そんな初心者の私が、ジェミニさんとの対話を通じて見つけた「心の平穏を守りながら勝つためのトレードルール」が出来上がるまでの物語を、恥ずかしがらずにすべて公開しようと思います。
第1回のテーマは、「理想と現実のギャップ」についてです。
当サイトの情報は個人の体験談であり、投資の助言や医学的な治療効果を保証するものではありません
なぜ私は「30分」にこだわっていたのか?
私は当初、こんなトレード計画を立てていました。
- 狙うリスクリワード: 「1:1.1」もしくは「1:1.2」
- トレード時間: エントリーしてから「30分以内」に決済
教科書では「損小利大(リスクリワード 1:2 以上)」が良いと書かれていますが、私はそれがどうしてもできませんでした。なぜなら、利益が乗った後に相場が逆戻りしてくるのが怖かったからです。



「20pips くらいサクッと取って、30分でパソコンを閉じたい」ストレスを感じる時間を、1秒でも短くしたいんだよね~
そう考えていました。 計算上は、損切りを 20pips に設定すれば、24pips(手数料 2pips 込み)取れば「1:1.1」です。これならすぐに達成できそうですよね?
しかし、自分なりにトレードデータを分析して突きつけられた事実は残酷でした。



20pips 動くには、平均して 2時間くらいかかるのかなぁ~?
これが初心者の拙い目線で分析してたどり着いた相場の現実でした。
私の求めていた「30分で大きな利益」は、相場を無視した私の都合でしかなかったのかもしれません。
20pips 取るには「32pips」必要? 初心者が気づいた「見えないコスト」
FX の勉強をしていると、「まずは 20pips 取ることを目標にしよう」といった言葉をよく目にします。 私も単純に「そうか、チャートが 20pips 動けばいいんだ」と思っていました。
でも、実際のトレードはそんなに単純な計算ではなかったのです。私が痛感したのは、「20pips の利益を手元に残すためには、実は相場が 30pips 以上動く必要がある」という物理的な現実でした。
私なりの計算式はこうです。
- 欲しい利益: 20pips
- 手数料・スプレッド: 約2pips
- 確認コスト(遅れ): 約10pips
- 「動いた!」と確認してから入るため、どうしても天底から 10pips ほど遅れてしまう
合計:約32pips
つまり、私は「20pips の波」を探していたつもりでも、実は「32pips も動く大きな波」を探さなければならなかったのです。 さらに、私はエントリーが早すぎて(フライング気味で)揉み合いに巻き込まれる癖もありました。
「32pips 勝率60%(注釈)も動く波」なんて、そう頻繁には来ませんし、発生してから終わるまでには時間もかかります。 「ああ、だから 2時間もかかっていたのか…」 このカラクリに気づいたとき、すべての辻褄が合った気がしました。
最大の敵は「戻しへの恐怖」
【一喜一憂の原因】
私がチャートに張り付いてしまう理由。それは「利確は自由に決めて良い」と言った自身のマイルールでした。
もちろん、上級者の方にとっては素晴らしいルールだと思います。ですが…
「戻し(逆行)」への耐性が低い初心者の私が、利確の判断を自身にゆだねる。結果はどうなるか明らかです。まさに「微益撤退(チキン利確)」のオンパレード状態です。
エントリーした後、順調にプラスになっても、少し下がっただけで「ああ、減ってしまった…」と落ち込む。 逆にマイナスになると



「あっ!狩られてしまうかも?」
とビクビクして怖くなる。
チャートを見れば見るほど、ロウソク足の上下動(ノイズ)に心が揺さぶられ、一喜一憂してしまう自分がいました。
「相場の呼吸」に合わせる覚悟
ジェミニさんとの対話で、私はあることを受け入れました。
「相場では何が起こるかわからない」。だから私はいつでも損切りできるようにポジション保有中はチャートの前に張り付いていました。
しかし「いつでも損切りできる」と「利確は自由に決済してもよい」。この二つのマイルール(武器)は、初心者の私にとっては諸刃の剣だったのかもしれません。
そして 20pips 取るのに 2時間かかるなら、2時間待つしかないのです。
「30分でサクッと」というのは、相場の波を無視して、自分勝手に「早く結果をよこせ」と駄々をこねているのと同じだったのです。
そこで私は、考え方を 180度変えることにしました。
- 決済の自由を手放す:「相場では何が起こるかわからない」を損切の逆指値で受け入れる。
- 時間の支配を手放す:「30分で終わらせる」のではなく、「最大 4時間足の終値確定前までなら待つ」と許容範囲を広げる。
- 値幅の期待値を下げる:短時間で大きく取る夢を捨て、相場のリズムに合った「現実的な値幅」を狙う。
でも、そうすると今度は「数時間チャートを見続けたら、一喜一憂しやすく、すぐチャートにちょっかい出したくなる」という別の問題が出てきます。
この問題を解決するために、私はある大胆なルールを作ることになります。
それは、「注文ボタンを押したら、もう二度とチャートを見ない」という、究極の放置ルールでした。
(次回【第2部】 チャートを見るのが「楽しすぎる」私へ。誘惑を断ち切り、心を無にする「完全放置」の型へ続きます)


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 もしあなたが「思ったように利益が伸びない」「すぐ決済してしまって後悔する」と悩んでいるなら、それは私と同じように「相場の都合」よりも「自分の都合」を優先してしまっているからかもしれません。
次回は、そんなメンタルの弱い私がどうやって「待てるトレーダー」に変わっていくのか?その具体的な「仕掛け」についてお話しします。

