資金管理の大切さに気づいたあなたへ。「Axiory資金管理シミュレーター」の使い方

この記事のポイント
  • シミュレーターで感情に揺さぶられない許容リスクを可視化
  • 勝率とリスクリワードから破綻しない「期待値」を計算
  • スリッページによる期待値崩壊を防ぐため1000万円で固定
  • 利益をウォレット口座に移動しゼロカットから資金を完全防衛
この記事の管理人さん
未来の三姉妹へ。「選択肢」を贈るパパの記録
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FXを始めたばかりの頃は、「少ない資金から一気に増やせるかも」と夢を見てしまいますよね。私も最初はそうでしたし、今でもその気持ちはよく分かります。

でも、5年ほど相場と向き合ってもがいてきて気づいたのは、FXは「いかに資金をゼロにせず、次のチャンスへバトンを繋ぐか」という、とても地道な作業だということです。資金管理や自分のルールが曖昧なままだと、気づかないうちに資金が減ってしまうことが多いんです。

このページでは、そんな過去の自分に向けて作った「資金管理シミュレーター」の見方と使い方をシェアします。一緒に、無理のない資金計画を作ってみましょう。

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当サイトの情報は個人の体験や検証に基づくものであり、特定の成果や正確性を保証するものではありません

準備:画面を「2つ」に並べてみましょう

シミュレーターを使いながらこの記事を読めるように、まずはパソコンの画面を左右に分けてみましょう。トレードも同じですが、落ち着いて環境を整えることが大切です。

資金管理シミュレーターはこちらです。

【画面を左右に並べる簡単な方法(Windowsの場合)】

  1. 資金管理シミュレーター、もしくは少し上に設置してある「資金管理シミュレーターはこちらです。」をクリックすると、新しいタブで資金管理シミュレーターが開きます。
  2. 画面上部のブラウザタブにマウスカーソルを合わせてドラッグ&ドロップするとタブを別ブラウザとして分離させることができます。これで2画面表示の下準備ができます。
  3. キーボードの左下にある「Windowsマークのキー(田)」を押したまま、キーボードの「右矢印キー(→)」を押してみてください。
  4. 選択していた画面が右半分にピタッと移動します。
  5. 左半分が空くので、残った画面(シミュレーターか説明)をクリックして表示させます。
  6. スマホでご覧の方はブラウザのタブを行き来しながら少しずつ数値を入力してみてください。

これで準備完了です!

まずはスライダーを触ってみましょう

難しい計算の前に、まずはスライダーを動かしてみてください。 シミュレーターの下の方にある「勝率(%)」のスライダーを、左のほう(20%など)に動かしてみましょう。そして、一番下の「試行回数」を見てみてください。

ものすごい回数になったり、「計測不能」になったりしませんか? これが、勝率が低いままトレードを続けると目標にたどり着けないという、ちょっと厳しい数字の現実です。色々と動かして、数字が連動する感覚を掴んでみてくださいね。

ここからは、上から順番にそれぞれの項目の意味を説明していきます。

【上段】目標と、コンティニュー回数(資金分割)を決める

一番上には、あなたが目指す「目標到達額」を入れます。ここは夢を描く楽しい部分ですね。

その下にある「挑戦回数(資金分割)」と「1ライフの初期資金」は、とても大切です。 投資に使えるお金が5万円あるとき、1回で全額使ってしまうと、負けたらそこで終わってしまいます。「1回のトレード資金は1万円」と決めることで、もし全額失っても「あと4回」やり直すことができます。

運悪く連敗してしまう時期は誰にでもあるので、こうして資金を分けてコンティニューできるようにしておくことが、心の余裕に繋がります。

※ 想定スリッページは、ロットが大きくなった時の「滑り」のことです。口座資金が少ない内は「0.0pips」に変更するとよりリアルになります。

【中段・左】感情に揺さぶられない「許容範囲」を決める

左側は「初期リスク(%)」と「基本損切り幅(SL)」です。

FXでは「ここまで逆行したら諦める」という損切りのラインを決める必要があります。人は利益より損失の痛みを強く感じる生き物なので(プロスペクト理論と言います)、エントリーする前にIFDOCO注文などで「許せる負けの範囲」を事前にシステムで固定しておくのがおすすめです。※ 難しい言葉は「AIさん(Gemini 3.1 Pro)など」に質問するとすぐ教えてくれます。

ここで少し、リアルなお金の話をさせてください。 たとえば、リスクを「15%」に設定したとします。資金が2万円ならマイナスの額は3,000円。これならまだ冷静に損切りできそうですよね。 でも、もし資金が順調に増えて1,000万円になったら、同じ15%でも「150万円」のマイナスになります。

ワンクリックで、新車の軽自動車が買えるくらいの金額が消えるとき、私たちは平常心でいられるでしょうか?

管理人さん

新車の軽自動車が購入できたのに・・・

パーセントの数字だけでなく、「実際の金額になった時に自分が耐えられるか」を想像しながら、このリスクの数値を決めてみてください。

※ ちなみにこのシミュレーターは、資金が増えてAxioryのレバレッジ制限がかかっても「6連敗」に耐えられるように、裏側で自動的にリスク%を下げる計算が組み込まれています。さらに、資金1000万円以降はリスク金額を完全に固定し、破綻を防ぐ安全設計になっています。

【中段・右】自分のトレードの「期待値」を確認する

右側は「リスクリワード(RR)」と「勝率(%)」です。

RRは、「1,000円損するリスク」に対して「いくら儲かる計画か」の割合です。勝率とRRのバランスで、トレードの「期待値」が決まります。期待値が赤文字(優位性なし)になっていると、残念ながらトレードを繰り返すほど資金が減ってしまう設定です。

※「自分の勝率なんてまだ分からないよ」という方も多いと思います。私も最初はそうでしたし、今でも悩む部分です。まずは仮の数字を入れてみて、過去検証ソフトなどで自分の本当の勝率を出していく方法は、また別の記事でお伝えしますね。

【下段】目標までの距離と、現実の壁を確認する

最後に、一番下の結果を見てみましょう。 ここには、あなたが設定した条件で目標にたどり着くまでの「試行回数」などが出ています。

もし、試行回数が「10,000回」などになっていると、途方もない年月がかかってしまい現実的ではありません。 また、画面に「赤い警告」が出た場合は、目標に行くまでにロット数が大きくなりすぎて、証券会社のシステム(約定力)の壁にぶつかってしまうという合図です。損切り幅(SL)を少し広めにとるなどして、ロット数を抑える工夫をしてみてください。

1000万円の壁と、最強の盾「ウォレット口座」

なぜこのツールは「1000万円」で計算を固定するのか?

このシミュレーターを触っていると、「1000万円を超えたあたりから、複利の増え方がストップする(リスク金額が固定される)」ことに気づいたかもしれません。 「せっかく1000万になったんだから、もっとロットを上げて一気に1億にしたい!」と思うかもしれませんが、ここにFXの物理的な罠が潜んでいます。

Axioryの注文上限は1000ロットですが、私の基準にしている「SL21pips / TP26.1pips」規模のトレードにおいては、 AIさんいわく「合計60ロット付近」がスリッページを許容できるオススメのラインだそうです。

これ以上の巨大なロットを張ると、たとえ注文を10ロットずつに分割したとしても、Axioryの有利な価格の板(オーダーブック)を食い尽くしてしまい、平均約定価格が0.5pips〜1.0pipsほど滑る可能性が高まり、結果として「期待値」が市場に削り取られて、破綻する確率が上がってしまう?そんな危なっかしい未来を防ぐ目的を備えています。

だから、口座資金が1000万円に到達したら、それ以上増えた利益はすべて「ウォレット口座(トレードとは別の保管庫)」に移動させる。 これが、生き残るための「最強の盾」になります。

ウォレット口座に移動する2つの理由

  1. リスクが勝手に安全圏に下がる: 最初は資金が少ないので「15%」というリスクでスリルを味わいながら増やしたとします。でも、ウォレット口座に資金を移し続け、総口座残高が1億円になった時、トレード口座の150万円(15%)がマイナスになっても、あなたのウォレットを含めた総口座残高(1億円)から見れば「1.5%」のカスり傷になります。気づけば、プロが推奨する安全なリスクに自然と収まっている計算です。
  2. ゼロカットからの絶対防衛: もし明日、相場が大暴落して口座がマイナスになる事故が起きても、ウォレット口座に移動させているお金は一切減りません。トレード口座の1000万円が無くなるだけです。仮に総口座残高が1億円の場合は、残り9000万円の資産は守られます。

FXは、ただチャートを見てクリックするだけのゲームではありません。証券会社のルールやシステムをいかに活用するかという点も含めた、リアルな物理&心理戦です。 このシミュレーターは、そんな「物理的な制約」も裏側で計算するように作ってありますので、安心して未来の計画を立ててみてください。

おわりに:同じことを繰り返す難しさと、これからの対策

これで資金管理の計画は完了です。期待値がプラスになる設定を見つけたら、あとはIFDOCO注文をセットして、その通りにトレードを繰り返していくだけです。

……なのですが、実は「人間がブレずに同じルールを100回繰り返す」というのは本当に難しいです。私自身、今でもこれが最大の壁だと感じています。

疲れたり、焦ったりする「人間の弱さ」をどうやってカバーしていくのか。当ブログでは、この資金管理の考え方を土台にして、私が試行錯誤しているcTraderを使った取り組みなども発信していきます。

まずはこのシミュレーターを触って、ご自身の無理のない資金管理のバランスを見つけてみてくださいね!

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